ABARTH850TC
 

 全塗装&組み立て

当社に来た時は、他社で途中まで作業してある状態でした、しかし、しばらく放置されていたようで、各部からサビが・・・・
予算の都合上旧塗装を剥離する予算がなく、出来る限りサビが出ないように気を使い作業開始です。

ドアもサビが酷い部分を切り取ります。本来ならもっと大きく作り直したいのですが、予算が決まっているので最低限で留めます。

サビの酷い部分の切り継ぎが終わったらボディにサビ止めのプライマーを吹きます。 ドアやボンネットは細かいサビが多数確認出来たので、剥離します。床も同じです。

ページの関係で一気に飛びますが、塗装完了。 当時の配合から再現しましたホワイトソリット。中も塗ります。


塗装も終わり、ボディ下も黒が入りました。
いよいよ組み付けです、これも残念ながら予算の都合上、100%の仕事は出来ません。でも出来る限りの仕事はしました。ダメな部品は出来る限り交換し、使える部品は修理しながら組み付けます。組み付けだけで1ヶ月は掛かりました。

重要な部品はもちろん手は抜けません。キャリパーもピストンが錆びていたので、ステンレスで製作しました。
エンジンルームも出来る限りキレイに、時代考証を考えながら組み付けます。いわゆるセンスが大事だと思います。
シートもクリーニングして使います。


作業開始から約半年、完成しました。仕上げのホイールキャップもイタリアから取り寄せし、在庫にあったオリジナルのエンプレムで決めます!
100%の仕事は出来ませんでしたが、なかなか良い仕上がりになりました。

 

 


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